シミのない、シルクのような肌へ。

睡眠時間による美肌効果

美肌を目指すなら、良質な睡眠を取ることが大切です。
これは睡眠中に脳下垂体から成長ホルモンが分泌されるためです。
成長ホルモンはもともとは子どもの成長に深く関係するホルモンと考えられてきましたが、それだけではく、皮下細胞の水分の保持や肌細胞のターンオーバーに影響することが分かっています。

肌の潤いは、細胞間に存在するヒアルロン酸によって保たれています。
ヒアルロン酸が充分に存在している肌はハリがと弾力がありますし、不足している肌はみずみずしさを失ってしわやたるみが引き起こされているでしょう。
成長ホルモンには皮下組織にある線維芽細胞を活性化させる作用があり、これによりヒアルロン酸の産生を促してくれます。

肌は約28日の周期でターンオーバーが繰り返されています。肌の古い皮質は剥がれ落ち、新しく生まれ変わっているのです。
成長ホルモンにはこのターンオーバーを促す作用があります。
そのため、成長ホルモンがたくさん分泌されると、ターンオーバーが活発になりより美肌に近づくというわけです。

ただし、睡眠中は常に成長ホルモンがたくさん分泌されているわけではありません。
かつては22時から2時までがターンオーバーが活発になる「お肌のゴールデンタイム」と考えられ、この時間帯にきちんと睡眠をとることが大事とされてきました。
しかし現在ではこの考え方は疑問視されており、入眠した3~4時間後に成長ホルモンの分泌が活発化されると考えられるようになってきました。

睡眠には、浅い眠りのレム睡眠と深い眠りのノンレム睡眠とがあり、起きるまでこのふたつを繰り返していることはよく知られています。
このうちノンレム睡眠中に成長ホルモンが分泌されやすく、ターンオーバーが活発になる傾向があります。

長い時間寝たのにお肌の調子が悪いということがありますが、これはおそらく浅い眠りをだらだらと繰り返してしまったため。
浅い眠りではなく、ぐっすりと深く眠れる質の良い睡眠をとる必要があります。

心地よい睡眠環境を作る

良質な睡眠をとるためには、眠りやすい環境を整え、心身をリラックスさせることが大切です。
そのために注意すべきいくつかの点についてまとめてみました。

心地よい眠りのためには、寝室の明るさは重要なポイントとなります。
人の体は光を感知すると覚醒状態に入ります。これは日光だけでなく、照明の明かりでも同じことです。
そのため、眠る直前まで明るい光を浴びていると眠りづらくなります。
スムーズな入眠のためには、就寝する少し前から照明を落としておくのがおすすめです。
就寝中の明るさはなんとなく室内が見える程度が良いでしょう。

パソコンやスマートフォン、ビデオゲームなどの強い光も神経を興奮させます。
これも可能であれば就寝1時間前になったらやめるようにします。

食事は就寝の3時間前には済ませておきましょう。
就寝直前に食事をすると、胃腸が消化のために働き、睡眠の妨げとなります。
覚醒作用があるカフェインも、就寝前の摂取は良くありません。寝る前にはコーヒーや紅茶、緑茶などは控えるようにしましょう。
寝る前にお酒をたしなむ人は多いと思いますが、体がアルコールを分解しようと働きますので、飲酒も深い眠りのためにはあまりおすすめできません。

寝具やパジャマも大切です。寝具は肌触りが良く、体がしずみこみすぎない適度な硬さのあるものを選びましょう。
枕も高さのあうものにする必要があります。パジャマは締め付けがなく、ゆったり着られるものがおすすめです。

静かでゆったりした音楽を聴く、軽いストレッチをする、ラベンダーなどのアロマオイルの香りを楽しむといったことも、心を落ち着けリラックスさせるのに効果があります。
自分にあったリラックス方法を見つけてください。

良質な睡眠をとると、肌の調子が良くなるだけでなく心身も健やかになります。
睡眠環境を整え、毎日質の良い睡眠をとって、美しい肌を手に入れてください。